山野・史跡探訪

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zoom RSS 2017年夏季連休

<<   作成日時 : 2017/08/18 01:01   >>

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年月日: 2017年8月12日(土)〜16日(水)

7月16日朝、起きて立ち上がった時に右足のくるぶし下に軽い痛みを感じた。14日夜にジョギングした時も、翌日の休日出勤時も異常がなかった。原因不明。何度も体験したことのある感覚であり、そのうち消えるだろうと思っていたのだが、連休明け18日の出勤時になってもまだ痛みが消えない。電車に乗ろうとして小走りしたとき、強い痛みを感じた。蹴りができないので普通に歩けない。階段の上り下りもちょっとつらい。右足に負担を掛けないようにして歩くうちに、バランスが崩れて体のあちこちが痛くなってきた。このくそ忙しいときに立場上会社に行かないわけにいかん。右足首に過度の負担をかけずに且つバランスを保って歩くよう心掛けて通勤し、年次休暇を取得することなく夏季連休前の納期を全て達成してひと安堵。足の状態も徐々に良くなってきた。


初日(8月12日)

盆に帰省するついでに栃木北部でアユ釣りしようと思い、12日の日中に仕掛けを準備。20時にレンタカーを借りて栃木に向けて出発。氏家のコンビニで買い物しているときに、仕掛けを入れたベストを持ってこなかったことに気付いた。やっちまったな。これまでアユ釣りに必要な道具を忘れたり流されたり紛失したりしたことは何度もあるが、ベストを忘れたのは初めてかな?氏家からさいたまに戻る気はないからこの時点でアユ釣りの計画は消えた。今回はアユ釣り目的で来たのではなく帰省するついでなので、がっかりはしたものの損したわけではないからたいして腹立たしくはない。不安定な河原を移動するアユ釣りは足首への負荷が大きい。「もう少しおとなしくしていろ。」という啓示かもしれんな。

さて、明日は何をして暇つぶししようか。起伏の少ない林道を歩いて足の回復具合を確かめてみるか。車が進入できなくてハイカーも少ない場所といえば林道・ミツモチ線がよかろう。何年か振りで車中泊候補地の高原山県民の森に向かった。12時過ぎに到着。駐車場にはキャンピングカーが一台あるのみ。選択は正解だったなと思っていたら、谷奥上方で光が移動するのが見えた。突然ビカッと車のライトが光り、谷奥から下ってきた4、5台の車が下塩原・矢板線方面に向けて上っていった。DQNどもが夜通し暴走を繰り返しているらしい。道路横にキャンプ場もあるというのに。警察が仕事していない証拠。


2日目(8月13日)

冷え込みなく適温で過ごしやすい夜であった。早朝は良いお天気。林道・ミツモチ線を少し進んだ場所の日陰に車を置いて歩いていく。ここに来たのは7年振り。今の時期、一般の人にとって特に見るべきものが無い場所だが、樹木観察を趣味とする者にとっては今の時期でならではの観察対象がある限りどんな場所でも飽きがこない。

舗装されていて車が進入できるのは第一展望台まで。その先はダートとなる。少年自然の家跡の近くから上がってくる遊歩道は第一展望台を経て第二展望台へ向かう。道路上に鉄塔巡視の車に轢かれたと思しきヤマカガシの死体があった。第二展望台は老朽化のため立入禁止。鉄塔巡視路入り口を過ぎて100m程度進んだところでたくさんのアブに襲われた。木の枝で追い払いながら進むが、この行為が呼び水となってさらにアブを集めてしまう。雲がかかって景色が期待できない状態であったので、ミツモチ行きをあきらめて退却。

植物観察の収穫: @ノキシノブが幹に着生する姿、Aキブシの実

普段負荷をかけていなかったぶん、右足首に疲労感はあるも、特に悪化した様子はない。普通に山歩きできる程度には回復しているようであった。これに気を良くして別の場所を訪問する案を実行に移す。


寺山ダムにて

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職場の同僚に雑学博士がいて、彼の趣味の一つが鉱物集めである。小生は地学に疎い割には鉱物に少なからず興味があり、いくつか石に関する話を振ってみたところ、博識な彼はそのすべてに詳細な知識を持っていた。小生の話に触発されたのか、彼は夏休みに木ノ俣川のろう石鉱山跡にデュモルチ石を探しに行くつもりとのこと。この夏休みは天候が冴えないが、本当に行くんだろうか。木ノ俣川沿いの林道を最後に走行したのは2013年の秋のことで、現在の状況を知らない。路肩の補強工事が行われて落合まで走行可能であるとしても、雨がちの今は水たまりだらけであろう。話を振った手前、自分で状況を確かめてみたくなった。

ホームセンターが開くまで時間があったので、塩谷町に抜ける県道242号横の広い空き地に車を停めて暇つぶし。休日だというのに、山の中の一本道を宇都宮ナンバーの乗用車がひっきりなしに通過する。塩谷町の全住民が矢板に買い出しに出てくるのか?

ホームセンターでトンカチ購入していざ石探しに出発。午前中は天気が持つとの予報であったが、黒滝山には雨雲がかかっており、高林の辺りでは既に雨が降り始めていた。ダメ元で板室方面に向かってみると、幸いなことに木ノ俣渓谷は降雨の範囲外。木ノ俣川右岸沿いの道の舗装状態は良く、百村山に向かう林道の分岐点までは問題なく行ける。その先のダートは水たまりだらけであったが荒れはなく、対向車と遭うこともなく無事に落合到着。この林道沿いのタマアジサイは数も花付きも見事なもので、今頃が盛期。

タマアジサイ
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ろう石鉱山跡は過去に2回ほど寄ったことがあったが、入り口付近の様子を見ただけ。踏み跡に沿って奥側の採石場跡に初めて行ってみた。ズリに真新しい足跡があったので、今も訪れるマニアが少なからずいるらしい。この鉱山跡に残る人工物は鉱石を落とすために用いられた樋のみ。

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ろう石、デュモルチ石ともに熱水変成岩中にできる鉱物だが、ろう石(Al2Si4O10(OH)2.)が比較的柔らかい鉱物(モース硬度: 1.5)であるのに対し、デュモルチ石(Al7(BO3)(SiO4)3O3)はかなり硬い(モース硬度:7〜8.5)。この2つがどういう関係にあるのか知らないが、柔らかいろう石の露頭を削り取った場所、すなわち周りの硬い部分にデュモルチ石が存在するらしい。事実、小さなデュモルチ石の露頭の周りは柔らかく簡単に採取できそうに思えたのだが、デュモルチ石本体は非常に硬くて採石専用の道具がないときれいなサンプルは採れそうになかった。ズリからいくつかそれっぽいものを拾っておしまい。中途半端な石集めとしてはこれで十分。

デュモルチ石らしきもの

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石探しの後、7年振りに木ノ俣川発電所の先を覗いてみた。木ノ俣川左岸側の崩落が進行して記憶にある光景は失われている。自分が立っている右岸側も何らかの原因で部分的に崩れたらしく、かつての森林軌道第一渡渉点があったと思しき場所の護岸が失われていた。


森林軌道第一渡渉点跡
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植物観察の収穫: Bチドリノキの葉と実



まっすぐ福島には向かわず、那珂川沿いに南下して寒井のアユ釣り場の様子見。とても良い雰囲気であったが、その割に釣り人の数は少なかった。アユ釣りしたかったな。レンタカーの返却時限の制約上、現住所からここまで遠征するのはきつく、帰省時が実質的に唯一のチャンス。来年に期待しましょ。



3日目(8月14日)

母方のご先祖様の墓参り。

川桁一帯で今年もまたクマ被害が相次いでおり、我が実家の畑の収穫目前のトウモロコシもやられたとのこと。去年クマが捕獲されたはずだが、主犯は他にいるということだ。きわめて用心深い個体らしく、行動するのは真夜中のみ。そのせいか幸いなことに住民に被害は出ていない。

クマだけではなく、ここ2、3年でサル、イノシシ、ハクビシンの被害が増えてきた。一昔前は電気柵なんかなくても野生動物が里に現れることはなかった。ハンターが減って野生動物が増えた一方で、法整備が実態に追いついておらず行政がいまだに野生動物の捕獲と処分を制限していることが原因である。



4日目(8月15日)

昼前に雨が止んだ。雨雲レーダーで大降りしないことを確認して外出。

先ず、空が比較的明るい吾妻地区に向かった。樋口地区の入り口で田んぼに向かって道路を横切ろうとしているサルの親子を目撃。山際に電気柵が設けられているというのに、いったいどこからどうやって出てくるのか。家に入られて炊飯器の蓋を開けてご飯食べられてしまうのだそうな。

市沢トンネルを抜けて大倉川沿いの道を散策。平成元年の氾濫後、大倉川は大規模に改修工事が施され、堰堤だらけで渓流魚が遡上できない川に変貌してしまった。その一方で植生遷移的にはなかなか面白いフィールドであると思う。流れが安定することによって現在は両岸および中州に樹木が大きく育っている。その多くはヤナギ属である。興味の対象は早春の花(ネコ)だけだったのだが、樹木として見るとそれなりに面白い。葉の特徴から少なくとも3種類存在しているようだ。もうひとつの優勢種はヤナギ属同様に水気の多いところを好むケヤマハンノキである。低木のドクウツギも多い。

ドクウツギの実
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花はキオンとセンニンソウが目立つ。


センニンソウ
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キオン
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植物観察の収穫: Cケヤマハンノキの葉、実、樹肌


散策後に川桁に戻りチタケ採りに向かった。チタケを食する文化の無い会津でこの時期に山に入る者はいない。ましてや、山際に電気柵が設置されて以降に遊歩道を辿る者はおらず、一部藪化している。電気柵を跨ぎ、雨露に濡れたモミジイチゴの茨藪を刈り払いながら尾根道に出ると、いきなりチタケのお出迎え。このところ雨が多かったせいか、昨年に比べて数が多い。あと3日来るのが早かったなら良い状態のチタケを大量に収穫できたはず。それでも、30分程度で十分な量のチタケを収穫。

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5日目(8月16日)

福島から埼玉までずっと適温、曇り時々小雨の状況で、強烈な西日に晒されることなく順調に南下。

植物観察の収穫: Dエゴノキの実

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